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TNX、『For Real?』1年振りにセルフプロデュースでカムバ!メンバーの活動休止や脱退、空白期間を経て神曲が誕生
TNXが2025年3月26日(水)に4thミニアルバム「For Real?」で、前作「FUEGO」以来約1年ぶりのカムバックを果たしました。THX(TNXのファンダム)待望の新譜です・・・!
@officialtnx
TNXとは
TNXは、韓国の5人組ボーイズグループで、『江南スタイル』のPSYが代表を務めるP Nationに所属しています。全員が2021年にSBSで放送されたオーディション番組『LOUD』の出身です。
『LOUD』は、SBSとJYPとP Nationと3社共同プロジェクト企画。
JYPエンターテイメントのパク・ジニョン(J.Y. Park)とP Nation代表PSYの2人がプロデュースを務め、次世代ボーイズグループを誕生させる番組。合格した数名が、最終的にP NationやJYPエンターテイメントへの所属が決定する仕組みでした。
「PSY」や「LOUD」、そしてメンバー紹介はこちらの記事👇にまとめております。ぜひご覧ください!

2024年9月〜日韓同時放映され『ROAD TO KINGDOM : ACE OF ACE(ロトゥキン)』に出演し、その圧倒的な実力と音楽センスから、たくさんの新規ファンを獲得しました👏

バンドライクで爽やかな新曲『For Real?』
アルバムのタイトル曲「For Real?」は、間違いなくこれからのTNXを代表する曲になりそうです・・!
爽やかなドラムと、ギター、イントロから一気に引き込まれます。エネルギッシュで明るく、メンバー全員が「この曲大好き!」という気持ちが伝わってくるMVです(涙)なんというか・・メンバーの自然体の感情が伝わってきました。本当に楽しそうにパフォーマンスしていて。
さらに注目すべきは、ウンフィが初めて全体のプロデュースに参加したことです。
ウンフィは作詞だけでなく、作曲、プロデュースにも深く関わり、グループの音楽的な成長を証明する一曲になりました!
Youtubeの再生回数も3日で500万回を超え、これまでの楽曲よりハイペースで再生されています。ファンダムの頑張りはもちろんのこと、大衆に見つかってきているのでは?!✨
「Perfect Danger」や「What if」では、”ボス・ベイビー”序列1位マンネのオ・ソンジュンが作詞に参加。最後のトラック「冬また春」は、全メンバーが作詞に参加したことで、グループ全体の思いが詰まったアルバムに仕上がっています!「作詞・作曲に参加」ではなく、「自分たちでプロデュース(セルフプロデュース)」した初めてのアルバムとなりました。
昨今のDAY6、The Rose、QWERなどバンドサウンドの流行を受けて、この曲もさらに多くの人に届いて欲しいです!
天才プロデューサー・ウンフィ
今回のセルフプロデュースにおける中心的な人物はウンフィ。実は、TNXのメンバーの中で唯一、P Nationの練習生ではなく、一般参加からデビューをつかんだメンバーなんです。
私は『LOUD』の第一話からウンフィを応援し始めました。オーディションのフリーパフォーマンスで、なんと歌やダンスではなく「プレゼンテーション」を行ったのです…!
そのプレゼンは「10/16(16分の10)」というスライドから始まりました。当時16歳だった彼は、10年間没頭してきたスキーを怪我で諦めることになり、それが彼の心に影響を与えていたんですね。
やがてその数字は「10/24(24分の10)」に変わります。独学で作曲を始め、スキー選手という夢を諦めた後、ウンフィは新たに音楽という夢を見つけ、1日24時間のうち10時間を作曲に費やしていたそうです!すでにこの表現力、センスが溢れ出ていました…。
ラップはもちろん、LOUD時には未経験だったダンスも、今では他のメンバーに匹敵するクオリティに!現在は作詞、作曲、プロデュースができるメンバーとして、グループを引っ張っています。
オーディション時の👇のウンフィ作曲の「Safety Pin」はのちにJYP(バクジニョン)が購入し、StrayKids「MANIAC」にイントロが使用されたのでは?とのが諸説あります!(真偽不明)
3rdアルバム「Kick It 4 Now」に収録されているウンフィの自作曲『my bias』
このラップ👇もぜひ聴いてください…何回見ても魅了されます!
このビハインド👇も・・・・何卒・・・🥺レコーディング風景からも彼らの才能が伝わってきます!!
デビューから乗り越えてきた苦難
『初期のファン層の拡大と困難』
2022年5月17日、TNXはアルバム『WAY UP』でデビューしました。このアルバムは、グループとしての個性を打ち出しつつも、既存のK-popシーンに埋もれてしまうという難しさがありました。
デビュー時期には、ルセラフィムやNewJeansなど、第4世代を代表するガールズグループが大手事務所から次々とデビューしており、その競争は非常に激しかったため、TNXが注目を集めるのは簡単ではありませんでした🔥
さらに、『WAY UP』は商業的に大きな成功を収めることができず、初期の活動期間は彼らにとって試練の時期となりました。とはいえ、これはTNXに限った話ではなく、大手事務所以外からデビューしたアーティストにとって、デビューから大きなセールスを記録するのは非常に難しい現実があります💦
『ジュニョクの活動休止と復帰』
2023年1月11日、メンバーのジュニョクが体調不良を理由に活動を一時的に休止するという事態が発生しました。体力低下による不安症状が原因で、専門の医療機関で検査を受け、治療と休息に専念することになったためです。事務所代表のPSYからは「TNXの心臓」とも言われ、情緒的で優れたボーカルを持つジュニョクの不在は、ファンにとって非常に大きな問題となり、グループの活動が一時的に停滞する状況に陥りました。
当時、この記事を見て胸が締め付けられる思いがしたのを今でも覚えています…。
『ロトゥキンへの出演・脱落』
2020年にMnetで日韓同時放送された人気シリーズ「Road to Kingdom」の第2弾『ROAD TO KINGDOM : ACE OF ACE』にTNXも出演しました。この番組には、TNXをはじめ、CRAVITY、TEMPEST、ONEUS、YOUNITE、8TURN、TheCrew Oneなど、第4世代のボーイズグループ7組が参加しました。

活動休止を乗り越えたジュニョクのACE戦(ソロパフォーマンス)や、StrayKidsの隠れた名曲『Phobia』カバーなど放送のたびに話題になったTNXのパフォーマンス。他グループファンからも賞賛を得る中、第5話(2024年10月17日回の放送回)で、まさかの最初の脱落グループとなってしまいます。
どのパフォーマンスも最高ですが、この2本はぜひ観ていただきたいです(涙)
ジュニョクは、約1年の活動休止期間を経て戻ってきました。ソロ対決では、他のグループがダンスやパフォーマンスを披露する中、彼はヴォーカルメインのパフォーマンスをしました。突き抜ける美しく、そして切実な高音は、たった100秒のパフォーマンスで強烈な印象を残しました。
今ではチャートで逆走し、MelonTOP10にランクインしている「Drowning」ですが、放送当時は100位圏外でした。このタイミングでその曲を選んだジュニョクのセンスが光ります。”活動休止中にずっと聴いていた曲だった”というエピソードを聞いて、さらに目頭が熱くなりました…。
大人気グループ「Stray Kids」のカバーという難題ミッションに対して、TNXは最新曲やデビュー曲ではなく、アルバム収録曲『Phobia』を選びました。その理由は、「パフォーマンスMVがないから比較対象がなく、競争力の高い独自性を出せる」とのこと。
舞台職人TNXの本領発揮!「恐怖」や「怯え」をテーマにしてステージを作り上げていく過程も楽しむことができました。グローバルに人気を誇るグループのカバーのはずなのに、まるで自分たちの楽曲のような仕上がりに感動しました😢
『ギョンジュンの脱退』
2024年10月23日。『ロトゥキン』の脱落のショックから立ち直れない中、6日後にさらなる悲劇が訪れました。TNXのビジュアルメンバーであり、ラップが魅力的なギョンジュンが脱退し、事務所との契約終了がP Nationの公式から発表されたのです…。
ギョンジュンは兵役(入隊)することになり、除隊後もTHE NEW SIXの活動に合流しないことが決まったため、事務所を離れることに。もともと目指していた外科医の道に進むのでしょうか。非常に悲しく、心が痛みます。個人でInstagramアカウントを開設している彼が、TNXの成功を祈っていることを信じたいです✨
今後の活躍への切実な願い
セルフプロデュースでカムバックした「For Real?」は、本当に素晴らしい曲です!しかし、約1年以上のカムバック期間と1年6ヶ月ぶりの音盤リリースのため、今回のアルバムの販売数は思うように伸びていないのが現状です。
K-popは第5世代に突入し、毎年30組近くの新グループがデビューしています。カムバックのサイクルも短縮され、大手事務所でさえ成功するのが難しくなってきています。TNXが所属するP Nationのような比較的小規模な事務所では、さらに難易度が高い状況です。
ただ、毎回のカムバックの結果が彼らの未来に大きく影響します。全員がビジュアル、パフォーマンスともに優れ、セルフプロデュースにも成功しています。そして、日本で久しぶりのファンミーティングも決定!嬉しいニュースです!
![2025 TNX FAN MEETING [For Real?] in JAPAN](https://www.mainichikpop.com/wp-content/uploads/2025/03/GnQjYk8b0AAKtge-724x1024.jpeg)
2025 TNX FAN MEETING [For Real?] in JAPAN
キャパ500〜750人の会場でのファンミーティングも素晴らしいですが、遠くない未来には、1万人規模のTHXでドームやアリーナを埋め尽くしたいですね!これだけの才能を持つグループなので、世界に早く見つかってほしいです。
また、『LOUD』で共に切磋琢磨したKick Flipとの共演も早く実現してほしい!JYP Entertainmentからデビューした彼らと、TNXが一緒にステージを作る日が楽しみです。

公式SNS
@officialtnx TNX [For Real?] Track Spoiler Track 1. 아 진짜 (For Real?) #TNX #아진짜 #ForReal #250326_6pmKST #PNATION #피네이션
公式HP:https://pnation.com/artists/13
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